低身長症と低身長の違いとは？

子供の背の低さを気にされているママ達はたくさんおられます。

背が低い場合も、病気によって身長が伸びない低身長症と、体質や生活習慣などによって身長が低い場合があります。
低身長症の場合、病気が原因なので治療をしなければなりません。一方、低身長の場合は、生活習慣を正しくするなどで改善することが多いです。
お子様がどちらなのかをしっかり見極める必要があります。

栄養バランスの偏り、間違った生活習慣などが原因の低身長は、正しく、十分な栄養、生活習慣の改善などで、身長が伸びることが多いです。
栄養、睡眠などきちんと整えれば、身長は伸びるはずですから、その時期を逃さず、改善することが大切です。

一方、低身長症は病気が原因ですから、生活習慣の改善だけでは改善しません。疑わしいと思ったら、早めの受診、治療が大切です。
睡眠も十分とっている、栄養も足りているはずなのに、周りの子供たちに比べて、明らかな身長差があれば、躊躇せず、受診されることをおすすめします。早期に発見し、早期に治療を開始することが、解決するためには大切なことです。

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低身長症になるのは？
1. 低身長の最大の原因は、栄養と睡眠
低身長症と低身長の違いまとめ

低身長症になるのは？

単に背が低いからといって、ただちに低身長症に結び付くわけではありません。しかし、明らかに身長差がある場合は、病院で診ていただいた方がいいでしょう。

低身長症の場合、治療をせず放置しておくと、最終身長が130㎝前後になってしまいます。もし、気になれば検査をすればわかります。
低身長症を引き起こす病気には、低出生体重性低身長症、思春期早発症、ターナー症候群、成長ホルモン分泌不全性低身長症があります。

低出生体重性低身長症は文字通り、生まれた時の体重が少なかったため、標準身長に追いつけず、低身長になります。

思春期早発症は、早く思春期が来た結果、身長の伸びが早くに止まってしまいますが、思春期を遅らせれば、低身長を防げます。

ターナー症候群とは、染色体異常によって女性ホルモンが十分に分泌されずに起こります。初潮がない、140㎝未満の身長というのが特徴です。
女子だけの病気で、2000人に一人の割合で発症しますが、成長ホルモン、女性ホルモンを投与することで治療できます。
成長ホルモン分泌不全性低身長症は、成長ホルモンが十分に分泌されないので、身長が伸びません。

アルゼンチンの有名サッカー選手メッシもこの病気でしたが、10～13歳の3年間、成長ホルモンの治療を続け、現在170㎝ですから、正しく治療を行えば、身長は伸びます。