アルギニンの摂取方法とその役割

身長が伸びるのに必要な栄養と役割


「アルギニン」って どんな栄養素か分かりますか?
大切な栄養素の1つであり、子どもの成長促進には無くてはならないものなのです。
しかし、亜鉛同様に摂取量などを気を付けなければいけないものでもあります。
今回は「アルギニン」の摂取方法や体への役割をきちんと正しく理解していきましょう。

目次

アルギニンの基礎知識

アルギニンはアミノ酸の一種で、主に成長ホルモンの分泌を促す働きをしてくれます。
子どもの身長、成長を促す為のサプリによく使われている栄養素でもあります。
アミノ酸には、必須アミノ酸非必須アミノ酸に分けられます。

必須アミノ酸とは体内で作る事が出来ないものを指し、非必須アミノ酸は体内でも作る事が出来るものを指します。
アルギニンは、体内で作る事が出来るのですが作られる量が少ない為、分類として「準必須アミノ酸」と呼ばれているのです。

ちなみに、アミノ酸はタンパク質を作る最小の成分で、全ての生命の素と言われています。
有能な成分として積極的に取り入れる事により健康維持及び成長促進に役立つともいわれています。

アルギニンは成長ホルモン促進以外にも役割があるのです!

一般的に知られているアルギニンは、成長ホルモンの分泌を促進する作用がある成分として有名です。
実は様々な効果が期待出来る優れた成分とも言われています。

〇成長ホルモン

成長ホルモンの分泌促進効果があるのはもうご存知ですよね。では、成長ホルモンの促進に、どの様に貢献しているのでしょう。成長ホルモンを構成するのはアミノ酸です。先に挙げた通り、アミノ酸は体を作ってくれるものでしたね。

アミノ酸から出来ている成長ホルモンは、体内の組織の成長を促す作用と代謝をコントロールすると言う2つに分類出来ます。つまり、組織の成長を促す事で骨を伸ばしたり、筋肉の強化に働きかけ、代謝をコントロールする事で疲労回復や脂肪の燃焼、肌や筋肉の修復及び再生をしてくれているのです。

〇疲労回復

アルギニンには疲労回復効果もあります。
体内にタンパク質を摂り込むと腸内で分解されアンモニアが発生します。
アンモニアはエネルギー生成を妨げる有害物質で、疲労感の原因になる場合もあります。
アルギニンは、アンモニアを無害化するサポートと疲労感を軽減する作用もあるのです。

〇血液

健康な体を維持するには、血液が体全体をスムーズに流れる事が大切です。
アルギニンは、血管拡張作用もあると言う事をご存知でしたか?
アルギニンを摂取すると体内に一 酸化窒素が生成されます。
一酸化窒素には血管拡張作用がある為、血液の流れをスムーズ に促してくれると言う訳です。

〇筋肉

激しい運動後、一時的に体内の糖質をほぼ全て使ってしまっている事も、あまり知られていない事です。
この状態になると体がエネルギー源の確保をしようと脂肪や筋肉を分解し、予備的なエネルギーとして使います。
成長期の子どもの筋肉が消費されてしまう事は防ぎたいですよね。

運動前に予めアルギニンを摂取しておくと、エネルギー源の代わりを果たしてくれるのです。
そしてインスリンは筋肉の分解を邪魔する働きがあるので、インスリンの分泌を促す事で筋肉が使われてしまう事を防ぐという働きもあったのです。

〇免疫細胞

寒い季節になると、風邪を引きやすいと言う子どもも多いのでは?
アルギニンは免疫細胞を活性化させる働きもあり、ウィルスや細菌から体を守る作用もあるのです。
(アルギニンを摂取する事で風邪を引かないと言う訳ではありません。風邪を引きにくい体を作ってくれるということです。)

アルギニンが担う役割の多さに驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
アルギニンがいかに優れた成分であり、体の成長に必要なものであるという事を覚えておきましょう。

アルギニンの正しい摂取方法と摂取上限

アルギニンに関して普段の食事で十分な摂取が出来るのか、摂取量に制限はあるのか等考えていきましょう。
アルギニンは、鶏肉・マグロ・海老・大豆製品・アーモンド・胡麻などに含まれています。

見てみるとナッツ類や豆類が多いですね。
そこでアルギニンが含まれる食事…と行きたい所ですが、アルギニンには摂取量に上限があります。
まずは、その数値を知る事から始めましょう。
アルギニンの1日の摂取量は、大人で15~21g、子供で2~4gと言われています。

ですが、この数値実際色々なサイト等で調べてみると明確なものはないんです。
体重によっても摂取量が異なります。
そこで、体重から摂取量を知る計算方法がありますので、ご紹介しておきます。

アルギニン摂取量目安
「体重1kg×50mg」

摂取量の数値の信憑性があまりないので、こちらも参考として利用されてみられては如何でしょう。
そして、アルギニンを多く含むとされる食品についてのお話に戻ります。
3種類の食品から1日に、どの位のアルギニンを摂取出来るのか、摂取量の基準として見て下さい。

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・高野豆腐:50~100g以上/日
・鶏肉:160~330g/日
・海老:100~210g/日

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これらを毎日摂取し続ける事で何とか食事だけで補える!…とはいきません。
毎日この3種類を摂取し続ければ、今度はカロリーオーバーしやすい体になってしまいます。
そして1日当たり2g未満摂取しても効果を実感しにくいのです。

食事からだけ摂取するのは残念ながら中々難しいのが現状です。
しかし、摂取をしないのは如何なものか、特に成長期の子どもをお持ちのお母さん方は気が気じゃないですよね。
そこで、活躍してくれるのがサプリになります。

サプリについてはこの詳細はこちら
>>子どもの背を伸ばすためにサプリメントは本当に必要なの?

まとめ

アルギニンが担う役割や摂取等見てきましたが、如何でしたか?食品から摂取する事が難しい成分ではありますが、子どもの成長過程や健康維持には必要とされる栄養素です。ここでお話した事を参考として、子どもの成長のお役立てください。

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