昔から「寝る子は育つ」とよく言われたものです。
昔から言われているので、真実がどうか考える所ではありますが、これはあながち間違いではありません。
寝る時間やその時間帯で成長に大きな違いがあるのでしょうか?身長と睡眠との関係を見ていきましょう。
目次
睡眠が身長によいと言う理由は?
身長を伸ばすためには食事と睡眠と運動が大切です。そこで特に大きな関わりを持ってくるのが「成長ホルモン」です。これは、睡眠時に多く分泌される成分です。
そのため睡眠が身長によいと言われるのです。
成長を促すためには、「成長ホルモン」が大事ですので、睡眠は欠かせません。
特に身長の発達時期と言われる乳児期と思春期が要です。思春期ですと女の子は小学生~中学生、男の子は中学生~高校生です。
性別差があり、また個人差もあるのであくまでも目安ですが高校2年生前後でほぼ止まると言われています。
成長ホルモンは骨を形成しているわけではなく、骨の形成を活性化させるホルモンといえます。
成長ホルモンは肝臓で、骨を作る信号のような成分を作ります。それを軟骨成分が感知して、増殖活動が活発化するのです。
寝ている時に子どもが痛いと足を抱えて訴えることがありませんか?
それは骨が一時的に成長しているため本人には痛いと感じることがあるのです。これを俗に成長痛といいますね。骨が伸びているという証拠です。
どれくらい寝たらいいの?
ではどのくらいの時間、睡眠が必要なのでしょうか?それは年齢によってもことなります。
小・中学生は9時間、高校生は8時間の睡眠時間が必要と言われています。
しかし、よく考えてみてください。こんなに睡眠時間をとれていますか?
最近の子どもは夜更かしをしていることがとても多い傾向があります。
それは、もちろん勉強が原因ということもあるでしょう。
このころは受験勉強の真っただ中です。学校が終わると塾にいき、そのあとは家でまた勉強の日々ですよね。当然寝る間も惜しんでのことでしょう。そのため、どうしても睡眠時間が短くなってしまいます。
しかし、起きる時間は学校があるので6時ころには起きなければいけません。
中学生ですと8時間が基準ですから、10時に寝なければいけません。
最近の幼稚園児でも10時をすぎてもまだ起きているという子どもも多いです。
時間帯は関係あるの?
睡眠時は、浅い睡眠「レム睡眠」と深い睡眠「ノンレム睡眠」を繰り返します。そして、ノンレム睡眠とレム睡眠は、一晩に4~5回繰り返します。
寝入ってから約3時間の間にノンレム睡眠に達すれば、脳もカラダも休ませることができます。
重要なのは寝入ってから2~3時間後に成長ホルモンが分泌されるということです。
実は、いつの時間でも成長ホルモンが分泌されるわけではないのです。
今までは、22時~2時までの間が一番成長ホルモンが活発に分泌されるとされてきましたが、現在は時間帯よりも深い睡眠に入ること=質の高い睡眠をとることが重要だと言われています。
質の高い睡眠をとるためには
質のいい睡眠をするためには、落ち着いた環境の中で、深く眠れるようにする必要があります。肌に接する布団やシーツ、枕などは心地よい素材の物を選びましょう。
胃の中に食物が入ったまま睡眠し入ると質のいい睡眠はできません。
就寝の3時間以上前には食事を済ませ、寝る前には間食を控えるようにしましょう。
体内時計のリセットのたに朝、太陽を浴びることも大事です。
入浴はシャワーですませず湯船につかればリラックス効果を得られるだけでなく、温まった体が寝る前までに下がっていき寝つきが良くなります。
夜運動をする場合は、夕食後1時間以上たっていて寝る2時間以上前までに行うといいでしょう。
適度な運動は、快眠につながります
寝る直前までにテレビやスマホを見ることも厳禁です。
遅くとも就寝1時間前からは見ないようにしましょう。
これらの条件を整えることで睡眠は質の良いものになるのです。子どもが質のいい睡眠をとるためにはある程度、お母さんの管理が必要かもしれませんね。
子どもの身長を伸ばすためにサプリを飲むことも効果的です。
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まとめ
寝る時間や質のいい睡眠をとることは身長を伸ばすことに関してとても大事ということでしたね。現代はとても忙しい時代です。子どもの周りにとりまく環境もかわり、子どもたちも睡眠時間が短くなってきているのが普通になりつつありますがそれではいけません。しっかり見直していきましょう。
規則正しい生活は、身長を伸ばすと同時に、健康と精神面でも健やかな成長につなげることができますよ。