子供さんは朝食を食べて学校に行ってますか?
昨今、朝食を食べない子供さんが増加傾向にあると言われています。
今回は成長期の子供さんが朝食を食べない事で生じる問題について考えてみましょう。
目次
朝食を食べない理由
成長期の子供さんには沢山のエネルギーが必要となる為、本来ならば朝になると空腹感が出るはずです。
では何故朝食を摂らないのか。
文科省の調査によると小6で9人に1人、中3で6人に1人の割合で朝食を摂らないと言う結果が出されており主な理由として、
「食べる時間がない」「食欲がない」と言った理由です。
さらに成長期の子供の約8割以上が、夜22時以降に夜食を摂り、夜遅くに眠りにつくという生活を送っているそうです。
つまり夜更かし型の生活が原因で朝早く起きられない、朝に空腹感がない形を作ってしまっているのです。
朝食を摂らない事による弊害
朝食で摂ったエネルギーや栄養素は日中の活動で確り使われると言う意味でも大事な事です。
成長期は1日のエネルギーを非常に多く必要とするので1日3食きちんと摂ってもエネルギー量として十分でなかったり、足りないと言うケースが実は多いのです。
これで朝食を摂らないと摂取エネルギー量として絶対的に不足が生じ、身長の伸びにブレーキをかけてしまう事になってしまうのです。
朝食を抜く事と身長が伸びる為の条件との相違点
身長が伸びる過程として3つの条件が挙げられます。
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・十分な睡眠
・適切な食事による栄養摂取
・適度な運動
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朝食を摂らないと言う事は、これら3つの条件を満たす事が出来ないと言う事になります。
体を作る成長ホルモンは、質の良い眠りによってたくさん分泌されます。
成長ホルモンは、寝入ってから2~3時間後に分泌されます。
眠る2~3時間前に食事を終わらせて胃腸の負担を減らし、ぐっすり眠れるようにしましょう。
実は夜食摂取時に血糖値が上がるものを摂取すると成長ホルモンの分泌も悪くなるんです。
つまり朝食で足りない分を夜食で摂ってしまっているのです。
身長を伸ばす為に必要な栄養素の摂取も難しくなる上に日中の運動には欠かせないエネルギーも足りなくなってしまいます。
運動中と運動後の3時間位にも成長ホルモンは分泌されます。
朝食を摂取していない状態は悪循環を招き、身長を伸ばす条件を阻害する事にしか繋がらないのです。
生活習慣と朝食の見直し
定着してしまった生活リズムを変えるのは中々難しい事ですが成長期だからこそ生活習慣の見直しが必要なのです。
それに伴い、朝食の見直しもしてみましょう。
朝食は1日のスタートとしてきちんと食べる事が重要です。
塾や部活動、習い事など忙しい子供さんには1日の中で1番確りと食べられるタイミングかもしれません。
ですが実際は、簡単に済ませてしまっている子供さんが多く、朝食の献立も殆ど定番化してしまっています。
定番化してしまっているので、毎日欠かさず食べる栄養もあれば逆に全く摂取できない栄養も出てきてしまうのです。
ですからもう少し幅広く栄養を摂取できるように、朝食に栄養素が豊富なものを1品加えてみましょう。
ご飯メインの朝食には納得やほうれん草などカルシウムが豊富なものを、
パン食メインならチーズでカルシウム摂取やトマトなどの野菜類でビタミン摂取と少しの工夫で身長を伸ばす為の栄養素を摂り入れる事が出来ます。
サプリをプラスするのも良いです。
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まとめ
朝食は1日に必要なエネルギーの源を作る為に必要であり、身長の伸びにも影響を及ぼす事がお分かり頂けたでしょうか。少しの工夫で朝食を摂る習慣が身に付き且つ生活習慣の改善にも繋がるのです。伸び盛りの子供さんの為にも見直す事が大切ですね。