猫背で身長が縮む!?子どもの猫背の治し方

身長の基礎知識

子どもの猫背は最近深刻な問題になっています。
お子さんの姿勢はどうですか?猫背をほっておくと様々なところに支障が出てきます。
そうならないために改善していきましょう。

目次

子どもの猫背が増えている?

最近、猫背の子どもが増えてきています。
2010年以降の調査では子どもの3人に1人が猫背という結果がでています。
これはとても大変なことなのですが、猫背の本人は全く気にしていないというのが現状です。

子ども猫背は大人になるととても治しづらいものになります。
それは関節や筋肉などがまだ発達段階なのに常に猫背の状態ということで、その形のまま成長してしまい完成に達してしまいます。
これでは改善も難しいわけですよね。

子どもの頃に改善すれば、大人になって苦労することはありません。
猫背かもと感じたら一刻も早く改善することをオススメします。

猫背の原因は?

このような悪影響を及ぼす猫背はどうして起こるのでしょうか?

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1.普段の座り方
2.長時間、同じ姿勢
3.筋力の低下、運動不足
4.柔らかい寝具
5.足の裏を使わない

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このようなことが原因と考えられています。身体を支える筋力の低下や同じ姿勢でずっといることが原因です。

子どもの猫背の悪影響

大人の猫背はよく聞きますが、子どもの猫背はどのような悪影響があるのでしょうか?その点を見ていきましょう。

1.集中力・学力の低下が起こる

猫背になると身体が曲がってしまうので、必然的に呼吸が浅くなります。
そうすると集中力も落ちてきます。
集中力が低下すると勉強はどうなるでしょう。学力の低下は免れません。

2.身長が伸びない

成長期に体を曲げる無理な体勢をとっていると、本来成長するはずの分も伸びなくなります。
また、筋肉を動かす神経の伝達がうまくいかなくなりますので、瞬発力や持久力の面も低下し運動能力の低下につながります。

身長を伸ばす上での必要なこととして、睡眠・食事・運動があげられますが、そこに影響してくるということですね。

3.食事の面に影響が出てくる・肥満になりやすい

姿勢が悪いということは、身体のなかの胃腸も負担がかかっているということです。
そんな状態で食事が正常にとれるわけがありません。
また、消化も悪くなることから肥満につながることもありますね。

4.社交性に問題がでてきやすい、自己肯定感が低くなる

猫背ということは、下を向いていることが多いということです。そのため社会性に問題が出てくる可能性が高いです。
姿勢が悪いと自信がなさそうに見えるため、そこから自己肯定感の低下を引き起こすことがあります
。自信がなさそうに見えたり、やる気がないようにも見られ、そのせいで先生や親からマイナスの言葉を浴びせられることになりやすくなります。
人からの評価が悪いと自己肯定感がなかなか身につかなくなり自己肯定感の低下へつながってしまします。

5.肩こり・腰痛、頭痛

子どもの頃は普通肩こりにはなりませんが、猫背によって血行が悪くなり首や肩の筋肉が凝ってしまいますす。
悪化すると慢性的に片頭痛まで起こるようになってしまいいます。
また、背骨が曲がって腰にも負担がかかるため腰痛の原因となります。

6.イライラする、疲れやすくなる

緊張や不安が続くと自律神経の交感神経が優位になって常に身体が戦闘状態になってしまいますが、呼吸が浅くて酸素を取り込めていないということはこれと同じ状態でいるということです。
怒りやすくなったりイライラしたりしているのは、猫背で肺がつぶれているために呼吸が浅くなっているからかもしれません。
さらに、筋肉の収縮がうまく出来なかったりリンパや血液の流れが悪くて老廃物がたまりやすくなったりすることで疲れが抜けにくくなってしまいます。

子どもの猫背はどうやって治す?

自分の子供が猫背になっているかどうかチェックしましょう。
もし、なっているとしたら子ども自身に姿勢が悪いことを自覚させ、良い姿勢ができるように具体的に言葉にして改善させていきます。

さらに、年齢別の改善法をご紹介しましょう。

[st-cmemo fontawesome=”fa-lightbulb-o” iconcolor=”#FFA726″ bgcolor=”#FFF3E0″ color=”#000000″ iconsize=””]6~10歳の子ども[/st-cmemo]

このころの原因は主に筋力の低下です。
筋力があることで良い姿勢が保たれるのですが現代の子供たちには、この姿勢を保つための筋力が低下傾向にあるといわれています。

体幹トレーニングと同時に骨盤矯正の両方が有効です。

[st-cmemo fontawesome=”fa-lightbulb-o” iconcolor=”#FFA726″ bgcolor=”#FFF3E0″ color=”#000000″ iconsize=””]11~14歳の子ども[/st-cmemo]

このころになると筋肉不足が4割、骨盤のゆがみが6割になります。
骨盤のゆがみは癖と関係があります。
足を組むことや片足に体重をかけていることなどが原因ですね。
骨盤がゆがんでいるので、頭痛や肩こりなど様々なことに影響が及ぶでしょう。

骨盤がゆがんでいるので、よい姿勢を心がける程度ではなおりません。
骨盤矯正を中心に治していきましょう。
また、同様に体幹トレーニングもしましょうね。原因に合わせた、対応が大事ですが日ごろから正しい姿勢を心がけることも大事です。

子供向け体幹トレーニング方法

器具を使うトレーニング
・バランスボール、バランスボードを使う

器具を使わないトレーニング
・プランク、アームレッグレイズ、サイドエルボーブサイド、ヒップリフト

まとめ

子どもの猫背はとても深刻な問題です。でもまだ子どもの頃なら改善することが可能です。
今からでも遅くはありません。
お子さんが猫背と感じたら、すぐに治す努力をしてあげてください。

猫背を改善させることはお子さんの将来のためといえますが、あまり思いこまずに自然な対応でお子様と一緒に無理なくすすめていきましょう。
猫背の改善が負担にならないように配慮しながら行うことが改善への近道です。

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