ビタミンB2の摂取方法とその役割

身長が伸びるのに必要な栄養と役割


ビタミンも種類が沢山あり過ぎて、どのビタミンが何に効果的など覚えるのも大変ですよね。
今回お話するビタミンB2(リボフラビン)は、成長期の子どもをお持ちのお母さんには是非知って頂きたい栄養素なんです。

目次

ビタミンB2は子供から高齢者まで必要不可欠な栄養素

ビタミンB2は、ビタミンB1同様、水溶性ビタミンに分類されるビタミンB群の1つです。
三大栄養素の脂質やタンパク質、糖質をエネルギーに変える役割があり、子どもから高齢者の方まで幅広い年齢層に必要とされます。

人間の細胞の成長は停止しません。
つまり、消耗した細胞を新たな細胞へ生まれ変える働きがある為、成長期を終え大人になっても必要不可欠な栄養素と言う事なのです。

成長期に必要なビタミンB2摂取量

ビタミンB2は、主に成長期の子どもや妊婦さんに推奨されている栄養素です。

成長を促進する作用があるので、不足してしまうと成長障害を引き起こす事もあるのです。
そして、成長期にはビタミンB2の必要量が増加します。
参考に1日に必要とされるビタミンB2の摂取量を見てみましょう。

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1日に必要なビタミンB2摂取量
※成人男性 1.6mg

男児 
3~5歳:0.8mg 
6~7歳:0.9mg 
8~9歳:1.1mg 
10~11歳:1.4mg 
12~14歳:1.6mg 

女児 
3~5歳 :女性 1.2mg
6~7歳:0.9mg
8~9歳:1.0mg
10~11歳:1.3mg
12~14歳:1.4mg

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7歳くらいまでは、必要摂取量の上がり方も大きくありません。
8歳を越える頃、丁度小学校中学年頃から数値の上がり方が少しですが大きく上がっている事が分かります。

成長期のビタミンB2不足は危険!

ビタミンB2の過剰摂取は、ビタミンB1と同じく尿として体外へ排出されるので、特に挙げられる症状はありません。
しかし、サプリなどで必要量の400倍近く摂取した場合、下痢や多尿等の症状が起こる可能性があります。

そこまでの大量摂取はないと思いますが、サプリ等を既に子どもが服用されていると言う場合は、しっかり管理してあげて下さい。
過剰摂取よりも、問題は不足してしまう事です。
ビタミンB2の不足によって起こる症状とは、どの様なものなのでしょうか。

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ビタミンB2欠乏症
・口内炎、口角炎、舌炎、脱毛など皮膚や粘膜のトラブル
・目の充血や眼精疲労

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不足すると、細胞の新陳代謝の影響から来る症状が出やすい様ですね。
成長期頃の女の子は特に、この様な症状が出てしまっては精神的にもダメージは大きいはずです。
そうならない為にも不足する事は回避しなければなりません。

ビタミンB2が不足してしまう原因とは?

では、不足してしまう原因とは何でしょうか。
ビタミンB2不足の原因で考えられるのは、食事からの摂取不足からと言う事は可能性としては低いです。
もっと砕いて言えば、ビタミンB2単独で起こる可能性が低いです。
単独では起こらず、他のビタミン不足と同時に起こるのです。

そして、食事以外にも原因は存在します。
長期に渡る感染症や大量の抗生剤、精神安定剤や副腎皮質ステロイド薬等の投与です。

この様なケースで欠乏症が起こった場合は、治療機関の医師に速やかに相談、対応をして頂く様にしましょう。

ビタミンB2の効果的な摂取法

ビタミンB1を含む食品は沢山あります。

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100gあたり
野菜類 魚介類 果物類
まいたけ:0.49mg
パセリ:0.24mg
ほうれん草:0.2mg
グリンピース:0.16mg

魚介類 
いかなご:0.81mg
まがれい:0.35mg 
さんま:0.26mg 
めざし:0.21mg

果物類
アボガド:0.21mg
マンゴー:0.06mg
バナナ:0.04mg
ラズベリー:0.04mg

肉類 その他
豚レバー:3.60mg
牛レバー:3.00mg
鶏レバー:1.80mg

その他
牛乳:0.15mg
納豆:0.56mg
卵:0.43mg

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種類も豊富なので摂取も簡単なのですが単独で摂取するよりも更に効果的な摂取法があるんです。
ビタミンB2があっても、タンパク質がなければエネルギーになってはくれないのです。

つまり、ビタミンB2がタンパク質をエネルギーに変えると言う観点から、ビタミンB2+タンパク質を一緒に摂取する方が、単独で摂取するよりも効果的です。
タンパク質の多い食品として、肉類や魚類、卵や乳製品、大豆等が挙げられます。

調理を工夫するだけで多く摂取出来るのなら、タンパク質とのコンビ摂取の方が断然良いですよね。
ビタミンB2は光により分解されやすい食品です。
牛乳等の保存は、なるべく光に当てない様にしましょう。

ほうれん草等の青菜も同じです。
よく店先などに置かれているものは光によって分解が進んでしまっている可能性があります。
出来るだけ新鮮なものを選ぶ様にして下さいね。

サプリでの摂取も効果的

子どもにサプリでの摂取を積極的に摂り入れているお母さんが沢山いらっしゃっいます。
「子供にサプリを飲ませるのは大丈夫?」「使った事がないから、よく分からない」と迷っていらっしゃるお母さん、ちゃんと安心して飲めるサプリはあるんですよ。

サプリは、どれもビタミンB2だけでなく成長期に欠かせない栄養素をプラスしたものばかりです。

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>>子どもの背を伸ばすためにサプリメントは本当に必要なの?

まとめ

多種類あるビタミン群の中でも、子どもの成長には必要不可欠なビタミンB2です。
子どもに限らず幅広い年齢層まで必要な栄養素です。
摂取しにくい面は、サプリ等でカバーするのも良いでしょう。

まずは不足する事のない様に心掛ける事が最優先ですね。

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