ビタミンEの摂取方法とその役割

身長が伸びるのに必要な栄養と役割


ビタミンEと言う名称は知っていても子供さんの成長にどの様な関係があるのか理解している方は少ないのではないでしょうか。

目次

ビタミンEの特徴と作用

ビタミンEは脂溶性ビタミンの一種で活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
活性酸素は老化の原因になったり生活習慣病を引き起こす物質です。

ビタミンEには活性酸素を中和させることで無害化させる作用があり、「アンチエイジングのビタミン」とも呼ばれます。

成長期の子供さんにとっても大変必要な栄養素です。

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アトピー性皮膚炎の改善
活性酸素を除去する働きからアトピー性皮膚炎の症状改善が期待出来ます。

血行促進
抹消血管を拡張し血行促進効果があるので血流が良くなり寒さに負けない体作りの手助けをしてくれます。

骨の成長を促し身長を伸ばす
骨の細胞を活性化するので特にカルシウムと一緒に摂ることで骨の成長を促し、身長をぐんぐん伸ばしてくれます。

ビタミンCの働きをサポート
ビタミンaCの働きを助けてくれるので、一緒に摂取すれば風邪予防にもより効果が出ます。

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摂取する事で成長する為の何かを作ると言うよりは、子供さんが健康的に成長するようサポートする栄養素と考えた方が良いですね。

過剰摂取と摂取不足で起こる症状

ビタミンEの1日の摂取量を知っておくのもお母さんの大切な役目です。

男児・女児共通
6~7歳: 5.0mg
8~11歳 :5.5mg
12~17歳 :7.5mg(女児のみ 6.0mg)

抗酸化作用などのビタミンEの効果を有効に摂取する為には、1日あたり100~300mg以下が理想的です。

過剰摂取による症状
普通に食事をするだけでビタミンEを摂り過ぎてしまうということはまずありません。
ですがビタミンEだけが大量に含まれているサプリなどでは最悪死亡してしまうという事例もあります。
サプリなどでビタミンEを摂る場合は極力注意しましょう。
胃の不快感や頭痛、皮膚の痒みやほてり、出血傾向や浮腫などの症状が出た場合は過剰摂取のサインです。
直ぐに医師に相談する様にしましょう。

不足による症状
ビタミンE不足すると溶血性貧血や歩行困難、皮膚の乾燥などの肌トラブルや免疫機能の低下、歯周病や虫歯になりやすい、口内炎など粘膜の炎症、ホルモンバランスの乱れなどが挙げられます。
ホルモンバランスの乱れは子供さんにとって健康な体作りや身長を伸ばす上で致命的です。
不足する事がない様に気を付けましょう。

ビタミンEを効率良く摂取するには?

緑黄色野菜の人参やカボチャは脂溶性ビタミンであるカロテンを豊富に含んでいます。
油に溶けやすい性質を上手く利用し油炒めにすると効果的に吸収する事が出来ます。

しかし、摂り過ぎるとカロリーオーバーになり肥満気味になるので注意しましょう。
脂肪は体内で細胞膜を作る栄養素です。
脂肪を消化したり吸収しやすくしたりする消化酵素「胆汁」も作り出します。

大豆油や菜種油などの植物性油を使い調理してあげると良いですね。
「脂溶性ビタミン=絶対に油炒め」と決め付けてしまうと調理がパターン化してしまうので注意しましょう。

ビタミンEなどの栄養素を安定的に摂取する意味ではサプリを利用するのも良いでしょう。
一定の栄養素量を保ち体が吸収しやすい工夫もされています。
ですが、単体で摂っても余り意味がありませんので相互に働き合わせ吸収させる事により複数の栄養素をバランス良く含むサプリを選ぶ事が大切です。

ビタミンEはビタミンCと一緒に摂るのが良いと言われています。それ以外の栄養素も摂取出来れば更に良いですよね。

子どもの身長を伸ばすためのサプリについてはこちら

>>子どもの背を伸ばすためにサプリメントは本当に必要なの?

まとめ

ビタミンE単体での役割は直接的に成長や身長を伸ばす事に繋がりませんがビタミンEがあるからこそ成長に必要な栄養素が生きてくるのです。調理法や摂取には十分配慮し子供さんの成長を見守っていきたいですね。

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